家づくりブログ
「住まいから見つめる、防災」第四弾は、
地震に強い家を建てるための 地盤 と 構造計算 についてです。
家を建てるときに土地の購入も検討している場合、土地の広さや立地、
周辺環境を気にする方が多いと思います。
ですが、まず、地震に強い家を建てるなら、「地盤」も必ずチェックしましょう!
やわらかい地盤は、地震の揺れに影響するだけでなく、さまざまな問題点があります。
地盤とは、地表から深さおよそ100メートルまでの部分のことです。
目に見えない部分なので後回しにされがちですが、地盤が弱いところに家を建てたら、
基礎に亀裂が入ったり、家が傾いたりする危険があります。
それだけでなく、地震による揺れが大きくなると言われています。
地盤が弱いところは、泥や水を多く含んだやわらかい粘土や砂からできています。
地震の揺れは、硬い岩盤からやわらかい岩盤の中を伝わるときに大きくなるので、
地盤がやわらかい場所に建てられた家は、かたい場所に比べると
地震による揺れ(震度)が大きくなります。
今、自分が住んでいるところの地盤のかたさが気になりますよね。
住んでいる地域の地震による揺れやすさは、
「ゆれやすさマップ(内閣府)」で知ることができます。
「ゆれやすさマップ」とは、全国を1㎞四方に区切って、
どの地域が地震で揺れやすいかを地図上にまとめたものです。
7段階で色分けされていて、揺れやすさが分かるようになっています。
自分の住んでいる地域のゆれやすさや、これから住もうと計画している地域のゆれやすさは、
チェックしておきたいですね。
■二本松市ゆれやすさマップ
https://onl.tw/NLfjRLC
やわらかい地盤では、地震の時の揺れが大きくなるので、
大きな揺れに耐えられるように、家を建てる前に地盤を改良したり、
基礎を補強する必要があります。
地盤の状態は「地盤調査」でわかります。
家のすぐ近くがかたい地盤でも、場所が少し変わると
やわらかい地盤だったということがあるので、かならず建てる土地で調べましょう。
台風や大雨などの災害は、地震と違ってある程度予測ができます。
自分が住んでいる土地は、どんな災害が発生する可能性があるのか、
それを知ることができるのが「ハザードマップ」です。
どんな災害が起こりやすいのかを知っておくことで、
何に注意して備えるべきかが分かります。
火災保険の内容を検討する際に参考にされる方が多いと思います。
土地を購入する前にハザードマップで確認をしましょう。
■ふくしまぼうさいウェブ
県内市町村ハザードマップを検索できます。
https://onl.tw/mP2pJZX
■ハザードマップポータルサイト(国土交通省)
https://disaportal.gsi.go.jp/
「耐震性は、建てた後でないとわからないのでは?」と思われるかもしれませんが、
家の強さは、建てる前にも「構造計算」で知ることができます。
法律では、木造2階建て以下の住宅の場合、「構造計算」は義務付けられていません。
※延床面積500㎡を超えるものを除く
ですが、日本の木造住宅の場合、建てる場所や、家の大きさ・形状など、
1棟ごとに条件が違うため、地震で受ける影響も違ってきます。
パナソニックビルダーズグループでは、2階建てでも、
それぞれの条件にあわせて強さを計算する必要があると考えています。
また、地震だけでなく、台風や大雪などの災害に耐えられるかを知るためにも
「構造計算」で建物の強さを確認しておきたいですね。
テクノストラクチャーでは、「自動躯体設計システム」による構造計算を
全棟で実施します。 構造計算とは、実際にお客様の家を建てる前に、
コンピュータ上で地震や台風、積雪による力を再現し、
その力に耐えうるかどうかをシミュレーションすることです。
このシミュレーションで安全性を確認した住宅のみが
実際に建築される安心のシステムです。
※多雪区域は440項目です。
※ 項目数は目安ですので、工法によって変わります。
一般的に、耐震性を上げるには、柱や梁を太くしたり、
窓を小さくするなどの方法が取られますが、
「テクノストラクチャー」の家は、比較的自由なデザインが可能。
広々としたリビングも実現できます。
「耐震性も大切だけど、デザインや間取りにもこだわりたい!」
是非、パナソニックビルダーズ【マルヨシ工業】へご相談ください