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住まいから見つめる、防災③「在宅避難」

気持ちの良い秋晴れが続き、11月とは思えないほどのあたたかさ

衣替えをしたものの、着るものに困ったり。

しかし、週末からは氷点下の予報が。朝は冷え込みそうですね

車を冬タイヤにしたり、いよいよ冬支度が必要そうです。

さて、「住まいから見つめる、防災」第三弾は、

在宅避難備蓄についてです。

東日本大震災以降、非常用持ち出し袋や備蓄をして

災害への備えをしているご家庭が多いでしょう。

再確認、定期確認の意を込めてお話ししていきます。

〇非常用持ち出し袋

自宅が被災した時など、避難する時に持ち出すモノを

あらかじめリュックなどに詰めて、「非常用持ち出し袋」を作っておきましょう。

他にも自分にとって必要なモノを入れておきます。

小さなお子さんやご年配の方がいらっしゃる場合も持ち物が変わってきます。

非常用持ち出し袋は何でも多めに入れておけばいいわけではなく、

男性15㎏女性10㎏を目安に無理なく持ち運べる重さに収めましょう。

〇在宅避難

自然災害が発生したとき、避難所が開設されることがあります。

避難所はたくさんの人が集まり、慣れない共同生活など、環境の変化で体調を崩すこともあります。

特にお子さんや高齢者には負担が大きいかもしれません。

自宅の安全性が確保される場合には、

自宅で避難生活を送る「在宅避難」という方法があります。

可能なら避難所ではなく自宅で生活したいですよね。

ここで重要になってくるのは、十分な備蓄がされているかです。

〇日常備蓄

まず備蓄ですが、難しく考えず、

日常の延長で自然に備えられる「日常備蓄」が望ましいでしょう。

少し多めに食品や生活用品を買い置きして、古いものから使い、

使った分を補充することで、常に備蓄ができている状態にします。

災害時用の保存食や水にも消費期限があります。

定期的な期限チェックが必要ですが、非常食として保管している場合、

忘れずにチェックを続けるのはなかなか難しいもの。

日常備蓄なら、普段の生活の場に備蓄品があるので無理なく管理ができます。

〇備蓄の内容

●食料品

冷蔵庫も食料品の備蓄庫と言えます。

災害時には冷蔵庫や冷凍庫のものを食べることで、数日はしのげます。

冷凍したパンや自然解凍で食べられる冷凍食品など、

少し余裕をもって保存しておくと安心です。

冷蔵庫の食品がなくなったら、カップ麺、レトルト食品、カップ麺を。

これらの長期保存ができるものは、普段から少し多めに買い置きしておきましょう。

●飲料水

断水になったときに困るのが、水。

飲み水はペットボトルの水やウォーターサーバーなどの水を備蓄しておきます。

生活用水は、常にお風呂の水を張っておくと非常時に利用できます。

※不慮の事故防止の観点から、小さいお子さまがいる家庭では浴槽に水はためないようにしましょう。

☆エコキュートを利用している場合には、

タンクの水を非常用の生活用水として使うこともできます。

●生活用品

災害時に使える生活用品もストックしておきましょう。

例えば、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、懐中電灯・乾電池、

ビニール袋、食品包装用ラップ、常備薬のほか、ウェットティッシュや

防寒用に使い捨てカイロなどもあると便利です。

女性や子どもは、生理用品や紙オムツ、離乳食、粉ミルク、ほ乳瓶なども必要になります。

熊本地震では液体ミルクが便利と注目を集めました。

カセットコンロとガスボンベがあれば、電気やガスが止まっても

お湯を沸かしたり、食事を作ることができます。

〇在宅避難は家の安全性が確保できることが大前提

たとえば大規模地震が起きた際、

自宅の耐震性に不安があると安心して在宅避難は出来ません。

また、地震により家具が倒れたり、ガラス片が散乱していては

安全に過ごすことは難しいかもしれません。

家具を固定したり、壁面収納にするなどして家具の転倒を防止、

食器収納は耐震ロックが付いているものを選ぶなど、

対策をしておくといざという時に安心です。

万が一の時に被害を最小限に抑え、その後も安心して住み続けられる

「災害に負けない家」であれば安心して在宅避難ができます。

一棟一棟に「構造計算」を行い、地震だけでなく、厳しい気象条件にも負けない

「テクノストラクチャー工法」で災害に備えた家づくりをおすすめします。